
「恒星」という言葉は、英語「fixed star」という語の和訳になります。
これは、地球から肉眼で見た際に、太陽や月または太陽系の惑星にように動きを見せず、天球に恒常的に固定された星々という意味で名づけられています。
これに対し、天球上を移動していく星のことを「さまよう人」という意味で「惑星」と名づけられたといわれています。
恒星はこのような性質から、古代の人々は恒星の配置に星座を見出してきました。
恒星は、天球上で完全に静止しているわけではないわけですが、太陽以外の恒星は地球から数光年以上の離れた場所にあるため、見かけ上の位置変化(固有運動)は非常に僅かにみえます。
固有運動の大きいバーナード星(HIP87937)でも10.36秒/年に過ぎない。これは、月の見かけの直径(視直径)分を動くのに約170年かかる速さです。
そのため、特に注意を払っていなければ数十年から数百年程度の時間では肉眼で変化を確認することは困難です。恒星たちは、地球の自転によって互いの位置関係を保ったまま天球上を回転しているように見えます。
一方、太陽系内の惑星は地球との距離が短いため互いの公転による見かけ上の位置変化が大きくあります。地球から見ると、惑星は他の恒星たちとの位置関係を変え、つまり天球上を動いているように見えるからです。
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